世界の皆さん、おはようございます!
音楽を作ってみたい!と思ったとき、今の時代では簡単に行動に移すことができます。アプリストアにはたくさんの無料音楽アプリがあり、それをダウンロードして適当に音符を乗せるだけで音楽が完成します。
しかし、何の前提知識もないと、意味のわからない単語だらけで戸惑ってしまいます。また、音楽制作系の記事は、ある程度の知識を前提としているので、読んでもさっぱりなことが多いですよね。自分も最初は分からない単語だらけで、なかなか手が進まず探り探り勉強をしていました。意外と、音楽に関する超初歩的な内容を扱ってくれる記事はありませんでした。
この記事は、何日もかかる本格的な勉強はせず、無料アプリで気軽に音楽を作りたい人にとって、最低限の入門用として便利になるように書きました。ぜひこの記事を入門として、音楽制作を楽しんで欲しいです!
用語集
- パン:定位ともいう。音の位置のことで、実用的な意味では、イヤホンの右と左どちらから音が聴こえてくるかを調節できる。
- エコー/ディレイ:反射音のこと。トンネルで「あ!」と叫んだ時に、「あ! あ! ぁ! ぁ! ぁ!…」と反射音が続くイメージ。エコーとディレイはとりあえず同じ意味だと思ってOK。
- リバーブ:残響のこと。広い公園で「あ!」と叫んでもすぐに声が消えるが、風呂場など閉じた空間で「あ!」と叫ぶと、しばらくその余韻が残るようなイメージ。
- ダッカー:サイドチェーンともいう。他の音に合わせて、別の音の音量を下げる調節のこと。シンプルな例では、人が話しているシーンではBGMの音量を下げるというようなこと。「キックのダッカー」というと、キックドラムの音を邪魔しないように、ベースなどの音をキックが鳴っているときだけ下げることを指す。
- 高低:一般に、「音の高低」と言えば、音階(ドレミ)とか音程のことを指す気がするが、Medlyなどのアプリでは、「音の尖り具合」のようなものを表す。具体的には、音の高周波成分や低周波成分にフィルタをかけているようで、説明が難しいので実際にパラメータをいじって違いを耳で確認するのがおすすめ。「高い」音は、尖った感じがして目立つ一方で、「低い」音は、くぐもった感じがして控えめになる。自分は、この楽器の主張が激しいな、と思った時に、「高低」を低くして存在感を調節することが多い。
- ピッチ:こちらは一般的な「音の高低」の意味。単純に、音の(ドレミ的な意味での)高さを表す。曲の速さは、「テンポ」という。
- ディストーション:音の歪みのこと。これも実際に試した方が早いが、音が濁るイメージ。エレキギターなどに適用するとカッコよくなることがある。Medlyには調節機能がなく、Auxyにはある。
- テンポ:曲の速さのこと。
- キー:主に使用する音階の組み合わせのようなもの。キーを変えると、音が全体的に高くなったり低くなったりする。
- オートメーション:音量やパンやリバーブなどのパラメータを、時間単位で細かく調節すること。音量を徐々に小さくしたり、パンを左右に動かしたりといった詳細な変化をつけることができる。
音階
「ドレミファソラシド」は小学校でも学びますが、いざ音楽アプリを開いてみると、「ABC、、、」とか「123、、、」で音階が表現されていて、馴染みがなく戸惑うかもしれません。「ハニホヘトイロハ」で音階を表す和風なアプリは僕は知りませんが、あるかもしれません。そこで、対応表を用意しておきます。
ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
C | D | E | F | G | A | B |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
ハ | ニ | ホ | ヘ | ト | イ | ロ |
この対応は意外とよく使うので、理想的には音階から自然に英字や数字が浮かぶようになるといいと思います。「ドレミ」は、アルファベットだと、えっと…と悩んで時間がかかるのを防げます。もっと慣れると、アルファベットだけで音階を扱えるようになるのだと思います。
・♯:シャープと読む。半音高いことを表す記号。ド♯は、ドとレの中間を示す。
・♭:フラットと読む。半音低いことを表す記号。レ♭は、ドとレの中間を示す。
つまり、ド♯とレ♭は同じ音を表現します。厳密には使い分けがありますが、とりあえずは全く同じ音を意味すると思っておけばいいと思います。
まとめ
以上の知識があれば、ほとんど戸惑うことなく音楽制作に取り組むことができるのではないでしょうか。
しかし、ワンステップ上の音楽を作るためには、どうしても最低限の「音楽理論」の知識が必要になってきます。ぶっちゃけ、サンプル楽曲を眺めながら何となく真似すればそれっぽくなるとは思うのですが、一歩先へ踏み出すための「最低限の音楽理論」があると、また制作できる音楽も広がってくると思うので、そちらについてもこれから紹介しようと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。